【ほっこり池】かけ合う言葉

 もとより手紙好きですので、昔ならペンで書いたところですが、今はメールがあるため、つい手早く「送信」で送ってしまいます。

 送った先は、私が定宿にしているゲストハウス(宿屋)のご主人です。奈良公園に近い、猿沢池のすぐそば。まだ若いご主人が、古民家を器用にリフォームして、とても良い雰囲気の小さな宿にしています。夕方6時に響く興福寺の鐘が、えも言われぬ風情となって、辺りを包みこみます。

 この1年のお見舞いと「ぜひ奈良へ行って宿泊したいのですが、今はできなくて残念です」という気持ちをメールしたところ、2時間ほどで返信が。「本当に嬉しく感動しています。(慧)さんのように、温かい思いやりの心を持った人になりたいね、と妻と話しております」と身に余るお返事でした。

 苦しい時こそ、かけ合う言葉を大切にしたいものです。

(慧)

関連記事
「善には善の報い、悪には悪の報い」ということわざの通り、相手に誠実な態度を持つことが、自分の幸せにもつながるという教訓を、アーサー王の物語と江本氏の研究は教えてくれます。
ランチを楽しんでいた7歳のエズラ君が、一人で食事をしている年配の女性に声をかけ、一緒に過ごす心温まるエピソードを紹介。彼の行動が人とのつながりの大切さを改めて教えてくれます。
地中海式ダイエットに代わる新たな選択肢として注目される「アトランティックダイエット」。赤身肉を含むこの食事法は、心臓病やがんのリスク低減、メタボリックシンドロームの予防に効果が期待されています。
ジューシーな赤い種がたっぷりのザクロは、旬のフルーツであり、多くの健康上の利点があると研究によって明らかにされました。
「善玉」とされるHDLコレステロールが、実は高すぎると認知機能低下や認知症リスクを増加させる可能性があるという新たな研究結果を紹介。コレステロールのバランスが健康な老化にどう関わるのか、ぜひご確認ください。