「彼らは自由のためにここに来た」豪州の議員が法輪功学習者の勇気を称賛
オーストラリアのビクトリア州ベンディゴ市の議員を務めるヴォーン・ウィリアムズ氏はこのほど、オーストラリア国民は中国共産党に反対の声を上げる人々を支援すべきだと述べた。
4月10日にベンディゴ市で開かれた集会に参加したウィリアムズ議員は、オーストラリア国民、とりわけ活気に満ちた中国人コミュニティがあるベンディゴ市の人々にとって、中国で蔓延する人権侵害への認識を高めようとする法輪功学習者たちの取り組みは、重要で注目に値すると述べた。
「私は中国共産党が嫌いです。だからこそ、オーストラリアに住む中国の人々を支援するために今日ここに来ました」とウィリアムズ議員は大紀元に語った。
オーストラリアが中国との外交問題に直面する中、中国共産党が自由世界にもたらす危険をベンディゴ市の住民に知らせるために、メルボルンからやってきた法輪功学習者が集会に参加した。「誰もが自由を持つべきです。宗教の自由、信仰の自由、言論の自由。それが、彼らがここに来た理由です。彼らは自由のためにここに来たのです」とウィリアムズ議員は述べた。
車に掲げられた看板には、「中国共産党は中国人を代表していない」「中国共産党の統治下で8千万人もの人が殺された」「ウイグル人、キリスト教徒、法輪功、その他の中国の信仰団体の迫害を停止せよ」「中国共産党は、オーストラリアとその企業に対して、脅威、関税、およびいじめを行っている」などと書かれていた。
自由党の元上級党員で、現在はBetter Hearing Australiaの副会長であるアンドリュー・ブッシュ氏は、今日の中国共産党は世界に影響力を拡大し続けているが、未だに自国の人々を迫害していると述べた。
「オーストラリア国民は、 (中国共産党が)暴力に基づいているという事実を認識する必要がある」とブッシュ氏は述べた。
彼は、法輪功学習者からの強制的な臓器摘出やウイグル人への弾圧は、中国共産党の暴力的な歴史の最新の出来事であると述べた。
「今こそ、国際社会が中国共産党に対して、『あなたが行っている悪で間違った行為、特に自国民に対して行っている行為に責任を負わせる』と言う時だ」
迫害への高まる認識
中国共産党による法輪功の迫害が21年経った今も続く中、「真、善、忍」という信条への信念を消し去ろうとする中国共産党の弾圧に関して、法輪功学習者たちは人々の認識を高めるための努力を続けている。
法輪功は法輪大法としても知られ、穏やかな気功の動作と自己改善のための道徳的教えからなる中国の伝統的な精神修煉法だ。1990年代に中国で人気が高まり、当時の公式推計によると中国だけで7000万人から1億人の学習者を集めた。
芸術家で法輪功学習者であるバーバラ・シェーファーさんは、18年前の事故による怪我が法輪功の修練を始めてから改善した事について語った。
転倒による頭部損傷を負った後、回復への望みは低いと医師から告げられたバーバラさんは、法輪功を試してみることにした。
「法輪功の動作をした後、そのすごい力を感じました」とバーバラさんは語った。「法輪大法は私に知恵と悟りをくれました。それは、他の方法では決して得ることのできない、多くの事についての悟りです」
彼女は、法輪功の実践には「忍耐、強い意志、そして決意」が必要だが、「法輪功をやってみると、想像を遥かに超える効果が得られます」と話した。
中国から来た44歳の法輪功学習者のエンジェルさんも、法輪功のおかげで他人への思いやりを身につける事ができたと語った。
2004年に法輪大法に関する情報を流したために中国で投獄されたにもかかわらず、彼女は今でも信念を貫いている。
「他の多くの法輪功学習者と同じように、私は中国の人々に法輪功の利点と、中国共産党の中傷攻撃の背後にある真実を話し続けています。彼らが中国共産党の嘘や宣伝にだまされないようにするためです」と彼女は話した。
集会には、法輪功の動作の披露や、伝統的な中国の楽器演奏も行われた。
迫害が始まった1999年7月20日以来、法輪功学習者たちは、中国内外の様々な政府に、迫害を止めるよう訴えてきた。迫害によって、多くの学習者たちが投獄され、拷問され、殺害された。
法輪大法インフォメーション・センターの推計によると、中国では45万人から100万人の法輪功学習者が常時投獄されている。
(大紀元日本ウェブ編集部)