メキシコが国境警備強化、不法移民の拘束が倍増=ホワイトハウス
[ワシントン 12日 ロイター] – メキシコ政府は南部の国境に警備隊1万人を配置し、不法移民の取り締まり数を倍増させた。米ホワイトハウスのサキ報道官が12日、明らかにした。米政府は中米からの不法移民の流入を抑えるために近隣国に協力を呼び掛けている。
メキシコ南部の国境には国家警備隊のほか、軍兵士や移民当局者らを派遣。3月22日には、南部と北部の国境沿いに9000人近くが配置されたと発表していた。
国境警備隊のあるメンバーは、1日当たりの拘束者数はここ数週間で倍増したと語った。
グアテマラもまた、1月に米国を目指す移民集団を阻止するために治安部隊を配置。ホンジュラスはイースター(復活祭)の期間、米国を目指していた小規模な移民集団への対応で警備隊を派遣した。
ホワイトハウスの当局者は先に、バイデン政権がメキシコ、ホンジュラス、グアテマラと国境警備隊の増強に関する合意を結んだと述べていたが、3月の警備態勢について言及していたとみられる。
メキシコ政府は国境沿いの警備隊を現状で維持すると表明。
グアテマラ大統領府は国境沿いの取り締まりは昨年から行っており、米国と合意は結んでいないとした。
ホンジュラスのディアス国防相は地元ラジオに対し、国境警備の人数について選択肢を探っていると表明。増強する場合は米国の移民抑制の要請を考慮に入れることになると述べた。
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