中川政七商店の読みもの
【わたしの好きなもの】ひいらぎのお念珠
ひいらぎのお念珠
お念珠というと、若いころは母が法事や弔事の際に「これ使いなさい」と準備してくれるものと思っていました。
独り立ちして家を出るときにも、母が「これ持っておきなさい」と持たされました。それ以来、なんとなく持たせてもらったものを使っていました。
しかし年を重ねてくると、お念珠を使う機会も増えてきて、ちゃんと自分で選んだものを持っておいた方がいいかなと思い始めていたころ、ひいらぎさんのお念珠に出会いました。
今まで見てきたものとは違って、珠と房の色鮮やかさに驚いたと共にこれは自分のために欲しいと思った出会いでした。
ひいらぎさんにお聞きしたところ、「これまでに見たことのない組み合わせのお念珠かもしれませんが、斬新すぎるように見えるものでさえ、正式な仏事にもお使いいただけるようきちんと考えています。」とのこと。
それならと、難しく考えず好きな組み合わせで、自分が使いたいと思う色合わせにしようと、珠と房を何種類もの中から選ぶ時間は、さらにお念珠という非日常だと思っていたものを身近に感じさせてくれました。
出来上がった念珠は、綺麗な菩提樹の柄の桐箱で届きます。
その装いだけで、これは永く大切に使わないとという気持ちになるんです。
「お守りとして、鞄に入れておいたり、試験などの大切な日に持っていったり。パワースポットなど旅行に持っていくのもいいですよ。」と教えていただき、たしかにせっかく特別な1本を作ったのだから、しまい込んでしまわずに気持ちの良い場所へ一緒に持っていくのもいいなと思いました。
提供:中川政七商店の読みもの
関連記事

健康的とされる甘味料「エリスリトール」が、実は血管や脳に悪影響を及ぼすかもしれないという研究結果が発表されました。

関節炎、がん、認知症、うつ…。「治らない」とされてきた慢性疾患が、生活習慣の改善で“逆転”した症例が続々報告されています。諦めずに、希望の声を信じて。

玉ねぎは冷蔵庫に入れると逆に傷みやすい?風味を損なわず長持ちさせるには「温度・湿度・包装」が鍵。知らないと損する保存術をご紹介します。

目の疲れや体の不調に効く「行間」のツボをご紹介。高血圧やストレスを和らげ、肌の輝きも取り戻せるセルフケア法を今すぐ試して、心身のバランスを整えましょう!

唐の時代、雪に包まれた上苑で女帝・武則天の心は曇り、冷えた空気がその憂いを深めていました。彼女はその心情を詩に込め、明朝に百花を咲かせるよう命じるのでした。