台湾で集会規制強化、6件の新型コロナ市中感染確認
[台北 11日 ロイター] – 台湾政府は11日、感染経路が不明の新型コロナウイルス感染が6件報告されたとして集会の制限を強化すると発表した。
陳時中・衛生福利部部長(保健相に相当)は記者団に、5件は北東部の宜蘭県で、1件は台北近くの新北で確認されたとし、全員最近の渡航歴はなかったと説明した。
陳氏は「感染が拡大しないことを願う」と述べ、市民にマスク着用や手洗い、社会的距離の確保を呼び掛けた。政府は濃厚接触者を追跡し検査・隔離すると話した。
制限措置は直ちに開始し6月8日まで実施する。500人超の屋外イベントと100人以上の屋内イベントは中止となり、列車内での飲食は禁止する。
台湾は新型コロナの封じ込めに成功しており、これまでの感染者は1210人、死者は12人にとどまる。
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