米下院共和党、ナンバー3にトランプ氏擁護派ステファニク氏選任

[ワシントン 14日 ロイター] – 米下院共和党は14日、12日にナンバー3のポストから解任されたリズ・チェイニー議員の後任として、エリス・ステファニク議員(36、ニューヨーク州選出)を選任した。

ステファニク氏はトランプ前大統領の1回目の弾劾裁判でトランプ氏を強く擁護した人物。一方、チェイニー氏は、昨年11月の大統領選挙が不正に操作されたとのトランプ前大統領の主張を否定し、同氏と激しく対立していた。

選任は下院議員の非公開会合で決定された。ステファニク氏の選任はトランプ氏が党内で影響力を強めていることを示唆している。トランプ氏は2022年の中間選挙で重要な役割を果たす意向であるとともに、24年の大統領選出馬も視野に入れている。

ステファニク議員は「トランプ氏は共和党の重要な人物だ。有権者は共和党のリーダーに投票し、トランプ氏がそのリーダーを務めると期待されている」と述べた。

後任には堅実な保守派のチップ・ロイ議員も立候補したが、敗退した。

非公開会合後、トランプ氏は声明で「ステファニク氏の圧倒的な大勝利を祝福する!下院共和党は団結しメイク・アメリカ・グレート・アゲイン(MAGA、アメリカを再び偉大に)運動は強力だ!」と述べた。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。