ミャンマー、クーデター以降の弾圧で死者800人超=人権団体

[18日 ロイター] – 人権団体の政治犯支援協会(AAPP)によると、ミャンマーで2月のクーデター以後、治安当局による反対派弾圧で800人以上が殺害された。

17日時点の死者は802人。AAPPは定例会見で「これはAAPPが確認した死者数であり、実際の死者数はこれをはるかに上回る公算が大きい」と述べた。

インドと国境を接する西部チン州の町や、マンダレー、ヤンゴンといった主要都市などで新たに6人が殺害されたという。

ロイターは死者数を独自に確認できてきない。軍報道官はコメントを控えている。

軍事政権は以前、民間人の死者数に疑問を呈し、治安部隊に死者が出ていると主張した。

AAPPによると、現在4120人が拘束されており、うち20人に死刑判決が出ている。

ミャンマー軍事政権は先週、チン州のミンダ地区で「武装テロリスト」が警察署と銀行を攻撃したとして、同地区に戒厳令を敷いた。その後、軍は砲撃やヘリコプターなどを利用して、住民が結成した「チンランド防衛隊」を攻撃。現地の住民によると、食料が不足しており、推定で最大5000ー8000人がジャングルや別の村などに避難している。

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