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LINE、特別委員会から説明不足と指摘 データの国内移転について追加案内

LINEは2日、3月23日に公表した同社の個人情報の取り扱いに係る「LINE社としての今後の方針」のうち、アルバムやKeepなどのストレージ機能のデータ国内移転の予定について、改めて発表した。有識者らで構成する特別委員会からは、同社が行った3月23日の説明には不足があるという強い指摘を受けたことを反映しての対応だ。

同社はユーザデータを海外サーバに保存したり、中国の委託管理先でデータが閲覧可能であった問題を受けて、対処を行っている。同社は、これまでのプレスリリースではトークで送受信される画像・動画・ファイルデータの国内移転を2021年6月末までに完了する旨のみを公表していたが、アルバムやKeepなどのスケジュールについては案内していなかった。

同社は6月2日、アルバムやKeepのデータについて、新規データの国内保管を2022年前半に開始し、2024年前半までに既存データを含む国内移転を完了予定と公表した。Keep内の画像・動画・ファイルデータは、新規データの国内保管を2021年8月に開始し、2022年前半までに既存データを含む国内移転を完了予定としている。

3月23日の同社のプレスリリースによると、 LINEトークルームおよびLINE公式アカウント、LINE Payにおけるデータの国内移転について「韓国のデータセンターに保管されているトーク内の画像・動画・ファイルデータの国内移転を2021年6月までに完了予定」、「タイムラインにおいてLINE公式アカウントデータは2022年6月完了、LINEユーザーのデータは段階的に移転予定」としている。

同社は、経営統合するZホールディングス株式会社で開催している「グローバルなデータガバナンスに関する特別委員会」での客観的な検証も経て、6月11日に予定している特別委員会の第一次報告と合わせて詳細な移転スケジュールを発表する予定。

(蘇文悦)

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