米セキュリティーソフト大手マカフィーの創業者ジョン・マカフィー被告(75)が23日、スペイン・バルセロナの拘置所で死亡しているのが見つかった。写真は、グアテマラ空港で出入国管理官に護衛されるマカフィー被告。2012年12月12日に撮影。(2021年 ロイター/Jorge Dan Lopez)

マカフィー創業者が自殺か、勾留中のスペインで

[バルセロナ 23日 ロイター] – 米セキュリティーソフト大手マカフィーの創業者ジョン・マカフィー被告(75)が23日、スペイン・バルセロナの拘置所で死亡しているのが見つかった。弁護士によると、首をつって自殺したという。スペインの裁判所は同日、米国への身柄引き渡しを決定していた。

米当局に起訴されていたマカフィー被告は先月、スペインの法廷で、米国で有罪判決を受ければ生涯を刑務所で過ごすことになると述べ、これは不当で、米国は自分を見せしめにしたいだけだと訴えていた。

マカフィー被告は米テネシー州で脱税の罪で起訴され、ニューヨーク州でも暗号資産(仮想通貨)に関する詐欺罪で起訴された。被告は2019年に思想的な理由から、米国で8年間所得税を払わなかったと述べており、その年に米国を離れた。数年間、メガヨットなどで暮らし拘束を逃れてきたが、スペイン当局は昨年10月、バルセロナの空港でトルコへ向かう便に乗ろうとしていた被告を拘束した。

被告は米航空宇宙局(NASA)、ゼロックス、ロッキード・マーチンでキャリアを積んだ後、1987年に世界初の商業ベースのウイルス対策ソフトを発売した。マカフィー社は2011年にインテルに売却され、被告と全く関係がなくなったが、マカフィーの商品名は維持されたまま、現在世界で5億人が利用している。

関連記事
テキサス州アボット知事は、中国への新規投資を禁止し、既存の中国資産の売却を命令。米中関係の緊張が資本市場に波及し、中国株式市場は大幅下落を記録した。影響は他州にも
新たな大規模移民の波がグローバルに起きている。国民としての結束を弱め、各国が次第に自国のアイデンティティを喪失する可能性がある。
米インド太平洋軍司令官パパロ大将は、中共による台湾侵攻は米軍の優位性により「極めて困難」と指摘。海上封鎖も突破可能と自信を示した。中共軍の台湾周辺の活動は活発化している
米国政府が世界各国のLGBT関連運動に多額の資金提供をしていたことが、エポックタイムズの調査で明らかになった。その額は過去3年間で41億ドルに上る。
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]