欧州委、サイバー部門設立を提案 オンライン犯罪に対応
[ブリュッセル 23日 ロイター] – 欧州を含む世界各地でハッキング行為が増加する中、欧州委員会は23日、サイバー犯罪に対処するための部門設立を提案した。欧州委は、サイバー犯罪対策では積極的に情報を交換・共有し、合同で対応する必要があると説明。
マルガリティス・スキナス副委員長は声明で「オンラインとオフラインの脅威はもはや区別できない。あらゆるリソースを集めてサイバーリスクに対抗する必要がある」と語った。
サイバー部門は来年6月までの稼働開始を予定し、2023年に完全に体制を整える。予算は欧州委のデジテル技術プログラムから出し、防衛調査・開発ファンドから予算を転用する可能性もあるとしている。
人員は、EUサイバーセキュリティー庁やEU加盟各国の専門家、ユーロポール(欧州刑事警察機構)の欧州サイバー犯罪センター、欧州対外行動庁(EEAS)、欧州防衛庁から集めるという。
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