ナオ / PIXTA

「Vogue」初 ダウン症の女性がグッチのモデルに選ばれる

イギリス人モデルエリー・ゴールドスタインさんは、世界的に有名な雑誌「Vogue」に掲載された初のダウン症モデルとなりました。 グッチ・ビューティに選ばれて、グッチのマスカラのモデルになりました。 

「世界は多様性と寛容を受け入れる準備ができている」とエリーの母親は語りました。イギリスの女性モデル、エリー・ゴールドスタインさんは、世界的に有名な雑誌「Vogue」に掲載された初のダウン症のモデルとなりました。彼女はグッチビューティーに選ばれて、グッチのマスカラの女性モデルになったのです。

「私はL'Obscurマスカラをデザインしましたが、それを自分なりに表現してくれる実在の人物を見つけたかったのです」と、グッチのクリエイティブ・デザイナーであるアレッサンドロ・ミケーレはVogueに語り、18歳のエリーを製品の顔に選びました。

エリーの写真はDavid PD Hydeが撮影したもので、theguccibeautyglitchプロジェクトに寄せられた多くの写真の中から選ばれました。エリーの写真にはすでに11万4000以上の「いいね!」がついています。

満面の笑みを浮かべるエリーさん。「私は他の人と同じだと思いますが、たぶん学ぶのが少し遅かっただけかなあ」と彼女は『Vogue』誌に語っています。

グッチとそのモデルエージェンシーによると、エリーは自然で幸せそうに見え、それが美しさの証だということです。 「これらの写真を見たとき、私はとても満足しましたし、嬉しかったです」とは、選ばれたことやインスタグラムに寄せられた何千ものポジティブなコメントを見たときのエリーさんの感想です。

顔には透明に近い薄めのパウダーを塗り、薄めのチークをつけて陶器のような肌を見せ、眉毛は描いているが自然な感じで、もちろんまつ毛にはグッチの新作マスカラをつけています。

エリーの所属事務所は、障害のあるモデルや特別な顔のモデルを専門に扱うZebedee Managementです。 エリーは15歳の時に事務所と契約しました。

エリーの母親であるイボンヌ・ゴールドスタインさんがスペイン語でBBCに語ったところによると、有名になりたいという娘の気持ちを強調しながらも、グッチのような会社が娘に興味を持つとは想像できなかったとのことです。

さらに「誰もがこの業界に入ることが重要であり、エリーは内面も外見も素晴らしい人です。 彼女は部屋に入ってくると部屋を明るくしてくれて、とてもプロフェッショナルなんです。 彼女の技術と自然な美しさは素晴らしい。 障害者のモデルを起用することが当たり前になっていることを、すべてのブランドに知ってもらいたいと思います」と語っています。

(責任編集:韓玉  翻訳編集:里見)

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