6月29日、米ツイッターのウェブサイトでジャム・カシミール州などがインドの地図の外に表示されていたとして、ヒンズー系団体がインド警察当局に苦情を申し立て、調査が行われることになった。写真はワルシャワで2013年9月撮影(2021年 ロイター/Kacper Pempel)

米ツイッター、インドサイトの地図に批判 ヒンズー系団体が苦情

[ラクナウ(インド) 29日 ロイター] – 米ツイッターのウェブサイトでジャム・カシミール州などがインドの地図の外に表示されていたとして、ヒンズー系団体がインド警察当局に苦情を申し立て、調査が行われることになった。

ツイッターのキャリアページに掲載された地図には、ジャム・カシミール州と北部ラダックがインドの外に表示されていた。ジャム・カシミール州は、インドがパキスタンと領有権を争うカシミール地方のインド支配地域。この地図については今週、ソーシャルメディアで批判の声が上がっていた。

インドの新たな情報技術(IT)規制の順守を巡ってインド政府との確執を抱えるツイッターにとって、新たな頭痛の種となった格好だ。

ヒンズー系団体は、ツイッターのインド部門責任者マニッシュ・マヘシュワリ氏と同社の別の幹部が、階級間の敵意や憎悪を防止するための同国のITルールと法律に違反したなどと訴えている。

ロイターはツイッターにコメントを求めているが、現時点で返答はない。29日現在、問題の地図はサイト上で表示されていない。

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