中国のフィリピン軍攻撃、米国に条約上の防衛義務=米国務長官
[ワシントン 11日 ロイター] – 米政府は11日、中国に対し、南シナ海でフィリピン軍を攻撃すれば、米国のフィリピン防衛義務を定めた1951年の米比相互防衛条約が適用されることになると改めて警告した。
ブリンケン米国務長官が、南シナ海の中国の権利主張を退けた仲裁裁判所の判断から5年を迎えるのに際し、声明を出した。
中国は南シナ海のほぼ全域の領有権を訴えており、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾、ベトナムと主権争いを繰り広げている。
中国は9日、仲裁裁の判断は受け入れていないと改めて表明した。
ブリンケン氏は、トランプ前政権が昨年7月に示した、中国の海洋権益に関する主張を否定する米政府の方針を確認。「われわれはまた、南シナ海でのフィリピン軍部隊や公船、航空機への武力攻撃は、米比相互防衛条約第四条の下で、米国の相互防衛義務の適用につながると確認する」とした。
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