7月13日、世界のネット接続状況を監視する英ロンドンに拠点を置くネットブロックスによると、キューバではフェイスブックやワッツアップ、インスタグラムなどのソーシャルメディアへのアクセスが制限されている。キューバでの反政府デモに呼応する人々、米フロリダ州で撮影(2021年 ロイター/Octavio Jones)

反政府デモのキューバ、SNSアクセス制限=ネット監視機関

[ハバナ 13日 ロイター] – 世界のネット接続状況を監視する英ロンドンに拠点を置くネットブロックスによると、キューバではフェイスブックやワッツアップ、インスタグラムなどのソーシャルメディア(SNS)へのアクセスが制限されている。

キューバでは11日、数十年ぶりの規模とされる反政府抗議デモが国内各地で起きた。社会主義国キューバでデモは異例。

ロドリゲス外相は会見で、政府が意図的にインターネット接続を制限しているのではないかとの質問に対して、状況は「複雑だ」と答えた。停電が通信サービスに影響を与える可能性があるとし、「キューバは自国を守る権利を決して放棄しない」と説明した。

テレグラムとインスタグラムやワッツアップを所有するフェイスブックはコメントの要請に応じていない。ツイッターは、サービスの遮断は確認していないと説明した。

米国務省のプライス報道官は13日の会見で、キューバ政府に対して全ての通信手段を開放するよう求めた。「テクノロジーを遮断し、情報経路を遮断することは、キューバ国民の正当なニーズと望みに応えるものではない」と語った。

一方、国営メディアは13日、ラウル・カストロ前第1書記が「挑発的行為」に対処するため、11日の党政治局会議に参加したと伝えた。

カストロ氏は4月の共産党大会で党トップの第1書記を退き、後任にはディアスカネル大統領が就任した。ディアスカネル氏は4月に最重要事項に関しては今後もカストロ氏に相談すると述べていた。

関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]