米NBCによる東京五輪放送のプライムタイム視聴者数が競技初日からの2日間で増加したことが、26日に公表されたデータで分かった。23日の開会式は視聴者数が過去33年で最低となっていた。さいたまスーパーアリーナで撮影(2021年 ロイター/BRIAN SNYDER)
米NBCによる東京五輪放送のプライムタイム視聴者数が競技初日からの2日間で増加したことが、26日に公表されたデータで分かった。23日の開会式は視聴者数が過去33年で最低となっていた。さいたまスーパーアリーナで撮影(2021年 ロイター/BRIAN SNYDER)

米の五輪視聴者数、25日は1980万人に増加 リオ大会は下回る

[26日 ロイター] – 米NBCによる東京五輪放送のプライムタイム視聴者数が競技初日からの2日間で増加したことが、26日に公表されたデータで分かった。23日の開会式は視聴者数が過去33年で最低となっていた。

米コムキャスト傘下のNBCユニバーサルが、調査会社ニールセンとアドビ・アナリティクスによる速報値を公表した。

それによると、水泳や女子体操、女子ビーチバレー、トライアスロンをカバーした25日夜の放送では、「NBCOlympics.com」やNBCスポーツのアプリを含む全プラットフォームでのプライムタイム平均視聴者が約1980万人となった。

これは24日のプライムタイム放送とストリーミングを合わせた視聴者数から450万人増加、23日の開会式の視聴者数からは750万人増えた。

ただ、5年前のリオデジャネイロ大会では競技初日夜の平均視聴者が2350万人、2日目夜は3180万人だったことから、今回はこれを大きく下回った。

NBCによると、25日夜のテレビ放送のプライムタイム視聴者は1920万人で、プライムタイムのテレビ視聴者数としては2月7日のスーパーボウルサンデー以来の高水準となった。

ストリーミングに関しては、25日までの東京五輪関連コンテンツの視聴時間が2016年のリオ大会から24%、18年の平昌冬季五輪から41%増加し、人々の視聴習慣の変化を反映した。

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