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「お茶を一服どうぞ」あなたの更年期の辛さを和らげます

日本の皆様、こんにちは。

私は台湾で、臨床の漢方薬剤師をしている郭姿均です。

更年期の症状は人によって違います。

ある人は40代の初めに月経がなくなり、またある人は体の不調が5~10年続く人もいます。

ある人は眠れないほど動悸が激しい一方で、ほとんど症状を感じないで過ぎてしまう人もいます。

私の場合は、それを感じたのは50代に入った頃です。

とくに不眠もなく、白髪が多くなる悩みもありませんでしたが、あとで思い出してみると、私の「前更年期」の症状はその約2年前からあったようなのです。

ある時、突然動悸がして、心臓がばくばくしたのを覚えています。

初めはさほど意に介さなかったのですが、最も動悸がひどい時は話をすることもできなくなりました。

ちょうど新型コロナ蔓延期で、マスクを口から外せなかったことも関係しています。

娘が私の血圧を測定したら、上が90、下が50しかない状態でした。

また、夫が私のまぶたを見て「君はヘモグロビン値が異常に低いのではないか」と言いました。

そう言われて、やっと思い出したのです。

私は以前からサラセミア(地中海貧血)があるため、ヘモグロビン値はもともと低く、貧血が多いことから心臓が衰弱しているような症状が現れたのです。

どうぞ日本の女性の皆様も、その年齢が近くなってきたら、ご自分の思いがけない体の変化を無視しないでください。

ご家庭のご主人さまには、「もしあなたの奥様の体調が急変したようなら、優しく、落ちついて言葉をかけてあげてください」とお願いしましょう。

私は、自分の職業がら、専門的な知識があって良かったと思いました。

もしそこで気がつかなかったら、いきなり心臓病や甲状腺障害の治療薬を求めたかもしれません。

私の場合は、毎日の食事を見直し、赤身の牛肉などを活用することで、ヘモグロビン値も正常になり、血圧や心拍の心配もなくなりました。

まずは、お気を楽にしてください。

それから、おいしく入れたハーブ茶や中国茶を、一服どうぞ。

1杯のお茶でも、ちょっと辛い更年期の症状を和らげることができます。

そして、もし喜んでいただけるなら、台湾にいる私と日本にいる皆様が、この記事を通じてご縁が結べた、と思っていただきたいのです。

更年期そのものは自然の流れであり、病気ではありません。

ただ、閉経など、女性にとっては大きな体の変化がありますので、一時的とは言え、辛く感じることもあります。

ご本人しか分からない体調不良は、気持ちの面でも寂しいものです。

ですので、ゆっくりお茶を楽しむつもりで、この時期をお過ごしください。

ここで峠を1つ越えて、あなたの人生は、もう1度輝きます。

(文・郭姿均/翻訳編集・鳥飼聡)

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