バイデン米大統領、アフガン退去支援で追加派兵 撤収決定を擁護
[ワシントン 14日 ロイター] – バイデン米大統領は14日、外交官など米国人の安全な退避を支援するため、同国への米兵追加派遣を承認したと明らかにした。
アフガニスタン情勢に関する声明で、駐留米軍のアフガン撤収を擁護し、アフガン軍は反政府武装勢力タリバンに反撃しなければならないと主張した。
バイデン氏は「アフガン軍が自国を制することができない、しないのなら米軍がさらに1年間または5年間駐留しても意味がない。他国でも国内紛争が起きている中、終わりなき米軍駐留を受け入れることはできない」と述べた。バイデン氏は、8月末までに駐留米軍を撤収させる方針を表明している。
また「われわれの外交、軍事、情報部門の提言に基づき、米軍や同盟国の人員を秩序だって安全に退避させるため、約5000人の米軍派遣を承認した」と述べた。
米国防総省関係者が匿名を条件に語ったところによると、5000人の追加派遣のうち4000人は既に発表済み。残り1000人が今回新たに承認され、第82空挺師団から派遣されるという。
タリバンは国内の多くの地域を制圧、14日には北部の主要都市を支配下に置いた。首都カブールにも迫る中、欧米諸国は自国民の退避を急いでいる。
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