中国山西省で炭疽菌感染者9人確認 家畜からの感染か
8月15日、山西省衛生健康委員会によると、山西省呂梁市の文水県で少なくとも9人が炭疽菌に感染していることがわかった。文水県は重要な牛肉産地で、患者はいずれも、肉用牛の飼養、屠殺、販売などに携わっていた。
炭疽は炭疽菌によって起こる家畜の疾患で、人間にも感染する人畜共通感染症だ。炭疽菌は牛、馬、めん羊や山羊などの草食動物で感受性が高い。ヒトは感染動物や炭疽菌に汚染した動物製品などから感染する。
北京市も9日、肺炭疽の患者1人が確認されたと発表した。
7月10日、寧夏回族自治区・銀川市で、1人の炭疽菌感染者が発見されたと報じられた。すべての肉屋を一時的に閉鎖し、肉製品の流通も厳しく制限された。関係者によると、今回の山西省での発生は感染した牛を販売したのが原因だという。
農林水産省は大紀元の取材に対し、「日本では2000年以降、炭疽症の家畜での発症はない」と答え、「発生があった場合、国に届出を出すことが求めている。感染した家畜を殺処分してもらい、死骸は焼却する」との対策を講じている。
(蘇文悦)
関連記事

外務省によると、2024年の訪日外国人ビザ発給は前年比1.7倍の719万件で、うち中国が73%を占め最多となった。これには安全保障上の懸念も指摘されている。

米中貿易協議の第1回目が10日にジュネーブで開催された。双方から100%を超える関税を課す貿易戦争からの脱出策を交渉する。会合は10時間以上続き、11日も継続される。

ネットで買ったスカートを穿いて運動会、汚した後で全員返品。しかも「返品制度の穴を突け」と教えたのは教師、中国社会のモラル崩壊。

中国で報じられない感染再拡大。大型連休後に各地の病院で大混雑。

中国の4月のPPIは前年比2.7%下落し、6か月ぶりの大幅なマイナスとなった。CPIも3か月連続で下落し、デフレ圧力が一段と強まっている。不動産不況や雇用不安、米中摩擦が経済回復を妨げている。