韓国政府が22年予算案発表、歳出は過去最大
[ソウル 31日 ロイター] – 韓国政府は31日、文在寅大統領の任期中最後となる来年の年間予算案を発表した。歳出規模は過去最大の604兆4000億ウォン(5184億ドル)と、新型コロナウイルス流行に伴う2度の緊急補正予算案を含めない今年の予算比で8.3%増となる。
これにより、韓国債務の対国内総生産(GDP)比は過去最高の50.2%となる見通し。
企画財政省によると、2025年までにこの比率は58.8%に達する見込み。
昨年初め以来の新型コロナ対策を背景に、債務の対GDP比は文氏が大統領に就任した2017年の約40%から拡大している。
歳出の内訳を見ると、約3分の1に当たる216兆7000億ウォンは福祉と雇用に充てられる。急速な高齢化により、社会的費用が増大している。
環境関連分野には11兆9000億ウォン。韓国は2050年までのカーボンニュートラル(炭素中立)目標を掲げている。国防には55兆2000億ウォンを振り向けた。
企画財政省は2022年に167兆4000億ウォンの債券を発行すると表明。差し引きの国債発行残高の伸び幅は94兆9000億ウォンと見込まれている。
関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。