写真家の夢が叶う 天の川の下で水を飲むライオンを撮影
野生動物の写真撮影には、多くの忍耐と運が必要です。 数日前、写真家が南アフリカの公園に3日間近く滞在し、やっと素晴らしい写真を撮ることができました。美しい天の川を背景に、のどが渇いたライオンが川から水を飲む様子が捉えられました。
38歳のビリアース・スタン(Villiers Steyn)氏は、バルーレ自然保護区にあるアンタレス・ブッシュ・キャンプで60時間もの連続スポッティングを行い、この美しい瞬間をとらえました。
この保護区は、南アフリカのグレート・リンポポ・トランスフロンティア・パークの一部です。
スタンさんは、野生動物の写真家であり、ガイドでもあります。 ライオンがいる場所で、天の川のような星空を背景にした写真を撮るのは、安全なキャンプ地を探すのが難しく、ほとんど不可能だったそうですが、3日近く静かに警戒していた結果、ついに実現しました。
「銀河を背景にカリスマ性のある大型動物を撮影することを長年の夢としてきましたが、通常の狩猟場所ではほとんど不可能です。なぜなら、そのような場所では、毎晩短い夜の散歩しかできず、ほとんどの時間はキャンプで過ごすことになり、夜は光害が多いからです」と語っていました。
「絶好のアングルで、動物たちがこちらを向いていて、安全かつ快適に夜を過ごせる場所を見つけることができれば、それはゲームチェンジャーです」とスタンさんは言っていました。
でも、この写真は1日目の夜10時に撮影して、翌朝に編集したものだから、この写真を撮るのに一晩中かかったと言ってもいい」と付け加えました。
「他の写真家が同じ場所に行ってこの写真を再現できるようになったのは喜ばしいことですが、それでも大きな挑戦です」とスタンは言う。 結局のところ、適切な機材、適切なセッティング、毎月の適切な時期の澄んだ空、十分な忍耐力、そして喉の渇いた動物が飲みに来てくれることが必要なのです」。
(翻訳・里見)