9月13日、イスラエルのベネット首相(写真)は、エジプトで同国のシシ大統領と両国関係やパレスチナ問題などについて会談した。エルサレムで12日、代表撮影(2021年 ロイター)
9月13日、イスラエルのベネット首相(写真)は、エジプトで同国のシシ大統領と両国関係やパレスチナ問題などについて会談した。エルサレムで12日、代表撮影(2021年 ロイター)

イスラエル首相がエジプトを10年ぶり公式訪問、シシ大統領と会談

[カイロ 13日 ロイター] – イスラエルのベネット首相は13日、エジプトで同国のシシ大統領と両国関係やパレスチナ問題などについて会談した。イスラエル首相がエジプトを公式に訪問したのは10年ぶり。

パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの武力衝突が発生した後、エジプトは両者の停戦や仲介で大きな役割を果たしてきた。こうした流れの中で、シシ氏が先月、ベネット氏にエジプトでの会談を申し入れた。

ベネット氏は帰国前、話し合いは外交から治安、経済まで多岐にわたったと説明。「われわれは今後の関係を深める土台を築き上げた」と語った。

一方、エジプト大統領府は、シシ氏が会談でエジプトがパレスチナの情勢を落ち着かせる努力を続けていることや、パレスチナの復興に国際的な支援が重要である点を強調しつつ、エジプトとして「二国家共存」方式に基づく包括的な中東和平達成のためのあらゆる取り組みを後押しすることを確認した、と述べた。

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