参考写真(Photo by Graeme Robertson/Getty Images)

京大元教授、ねつ造や改ざん…論文4本で37カ所 懲戒解雇相当=京都大学

京都大学は28日、大学院理学研究科の林愛明(りん・あいめい)元教授の熊本地震に関する単著論文について、複数の捏造や改ざんがあったと発表した。京大は同日、林氏に対して懲戒解雇相当とする処分を行った。

京大の発表によると、研究不正と認定されたのは、英字研究誌などに発表された、熊本地震に関する4つの論文。データや画像の改ざん、クラスターごとコピー・アンド・ペーストしてデータを「水増し」するなど、計37件の不正行為(捏造・改ざん)が認められた。

京大は研究不正の通報を受けて、外部委員を含む調査委員会を設置、2019年から同氏が発表した9本の論文について審査を行った。

京大は2019年3月、林氏が2016年に米サイエンス誌で発表した論文に不正があるとし、撤回を勧告した。いっぽう、林氏は調査委の聞き取り調査に対し「ケアレスミスだ」と反論し、意図的な学術不正を否定した。

(蘇文悦)

関連記事
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明