カリフォルニア州沖で原油大量流出、海岸に到達 鳥や魚の死骸も
[ハンティントンビーチ(米カリフォルニア州) 3日 ロイター] – 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の沖合で推定12万6000ガロン(3000バレル)の原油が流出し、海岸に到達した。地元ハンティントン市が発表した。
同市の市長は3日の記者会見で、流出は2日朝に最初に報告され、油は約13平方マイルに広がっていると指摘。沿岸部の湿地帯も含め、「環境の大惨事」が起きていると述べた。
原因は沖合の石油掘削施設のパイプラインの破損。一帯は、油まみれになって死んだ魚や鳥が打ち上げられているという。海岸は閉鎖され、地元で予定されていた航空ショーも中止になった。
市長によると、掘削施設の運営体はテキサス州ヒューストンのアンプリファイ・エナジー傘下のベータ・オフショア。アンプリファイの最高経営責任者(CEO)はカリフォルニア州ロングビーチでの記者会見で、パイプラインの操業は既に停止させ、中に残っていた油は吸い出したと語った。
事態の収拾対応を率いている沿岸警備隊は3日、24時間体制で原因究明に当たっていると表明。これまでのところ、約3150ガロンの原油を回収したという。
被害地域が選出選挙区に含まれる共和党のミシェル・スティール下院議員はバイデン大統領に書簡を送り、同州オレンジ郡に大規模災害宣言を出すよう要請した。宣言が出されれば、原油流出への対応に連邦政府の支援が可能になる。
同議員はその後、CNNに対し「本当にひどい災害だ」と強調した。
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