画像はイメージ写真です( leungchopan / PIXTA(ピクスタ) )

前世で交通事故で死亡したことを覚えてた男の子 「前世の母親に会いたい」

前世で車にはねられ死亡したことを覚えている男の子が、前世の母親に会いたがっているようです。

福岡県に住むある男の子は、自分は前世で交通事故で亡くなったことを覚えていました。彼は事故が起きた場所の地図を描き、前世の母親に会いたいと思っていました。男の子の母親はネットで相談してみました。そて男の子は前世の母親を見つけることが出来たのでしょうか?

この前世の記憶をテーマにしたエピソードが日本のあるテレビ番組で公開され、男の子が登場しました。

番組の中で、8歳の野村咲太郎くんは3歳の時に母親の知恵さんに前世の話を突然したことを話しました。 その話の内容は、3歳の子供が作ったとは思えないほど詳細なものでした。

母親は、5年前に男の子に寝かしつけようと、お話を聞かせていたとき、咲太郎くんが突然

「お母さんの声はかわいくないよね。前の咲ちゃん(自分)は死んで今の咲ちゃんになったんやけど、前の咲ちゃんの時のお母さんの声はかわいかった」と言ったことを思い出します。

その後、彼はよく「前のお母さん」の話をし、さらには前世、自分が死んだ原因についても話しました。 それは前世の記憶を持っているのではないかと思わせるような、驚くべき言葉でした。

「オートバイに乗っていて、赤信号だと思って止まったんだけど、後ろの車が止まらなくて、激しくぶつかってきて、足首に大怪我をして、病院で手術を受けて死んでしまった」

咲太郎くんの前世は、高校生の時に交通事故で亡くなっていたのです。さらに衝撃的だったのは、咲太郎くんが描いた、交差点の赤信号、道路の黄色い誘導用ブロック、まっすぐな通路など、事故現場の絵です。

咲太郎くんによると、前世で17歳の時に、休日に家族に頼まれてトイレットペーパーを買いに行った際に交通事故で亡くなったそうです。 彼が乗っていたのは50ccの赤いバイクで、事故現場の信号機からは「ピヨピヨ」という音が聞こえていたそうです。

前世ではテレビゲームが好きだった咲太郎くんは、任天堂のファミコンのようなゲーム機で遊んでいたということから、1990年頃には亡くなっていたのかもしれまません。 また前世での父親は中規模の病院で薬剤師として働き、母親は髪の長い主婦だったようです。

数年前にがんを患った咲太郎くんの母親の知恵さんは、死別の辛さを知っていました。もし自分の息子に本当に前世の記憶があれば、家族と一緒にいたかったに違いないと思い、2020年2月に咲太郎くんが書いた地図や情報をもとに、前世の事故現場や家族を探ろうとツイッターに投稿しました。

野村知恵さんのツイートは大きな反響を呼び、当時3万件以上のリツイートがされました。 中には懐疑的な意見や皮肉を言う人もいましたが、ほとんどの人は励まし、自分のツイートが助けになることを期待していました。

その数か月後、彼女のもとに「後輩の息子が何年も前に交通事故で死んでいた」というメッセージが寄せられ、添付された事故現場の写真を咲太郎くんに見せたところ、驚いたことに、彼はその場所を知ってると言いました。

また交通事故で亡くなった少年の年齢、職業、家族構成、両親の職業などが咲太郎くんの話と一致したため、知恵さんはその地を訪れることにしました。 着いてみると、咲太郎くんが描いた地図とすべての施設が一致していました。

知恵さんは咲太郎くんの前世の両親と思われる家族に手紙を書き、彼と前世の家族を引き合わせようとしましたが、先方からはつらい過去を思い出したくないという理由で断られてしまいました。

知恵さんは、衝動的な行動をとったことを申し訳ないと思い、最終的にはツイッターのアカウントを削除して、これ以上追求をしないことにしました。咲太郎くんは前世のとの再会を望んでいるようですが、彼女はお互いに邪魔をしないのが正しいと考えているようです。

 

(翻訳 源正悟)

 

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