G20首脳少なくとも4人がサミット欠席へ、岸田首相・プーチン氏ら
[ローマ 19日 ロイター] – 今月30─31日にイタリアのローマで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に、岸田文雄首相やロシアのプーチン大統領ら少なくとも4カ国の首脳が参加しない見通しであることが、外交筋や政府高官の情報から明らかになった。
岸田首相は、31日に実施される衆議院選挙を理由にG20サミットへの出席を見送る。ロシア大統領府によると、プーチン大統領は対面形式ではなく、オンライン形式で参加する意向をG20議長国を務めるイタリアのドラギ首相との電話会談で伝えた。ロシア通信(RIA)はペスコフ大統領報道官の話として、プーチン氏は新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえ、オンライン形式での参加を決めたと報じている。
メキシコのロペス・オブラドール大統領も出席しない計画で、代理にエブラルド外相を派遣する。ロペス・オブラドール大統領の外遊はまれで、19年に大阪で開催されたG20サミットも欠席している。
公式に発表されていないものの、外交筋によると、中国の習近平国家主席も欠席する公算が大きい。新型コロナが習主席の主要懸念とみられるという。習氏は20年1月以降、中国国外には出ていない。
政府高官によると、習氏がオンライン形式でG20サミットに参加するかどうかは不明。
また、現時点でブラジルのボルソナロ大統領の出席も不確定という。
半面、バイデン米大統領は出席を確認しているほか、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、英国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、韓国、南アフリカ、サウジアラビア、トルコ、欧州連合(EU)の首脳も出席する見通し。
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