ロシアのプーチン大統領(写真)は10月21日、ロシア産天然ガスをバルト海を経由してドイツに直送する「ノルドストリーム2」の操業をドイツが承認次第、同パイプラインを通じて欧州への天然ガス供給を開始できると述べた。モスクワで13日代表撮影(2021年 ロイター/ Sputnik/Mikhail Metzel/Pool via REUTERS/Files)

ノルドストリーム2、独が承認次第ガス供給開始できる=ロ大統領

[モスクワ 21日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は21日、ロシア産天然ガスをバルト海を経由してドイツに直送する「ノルドストリーム2」の操業をドイツが承認次第、同パイプラインを通じて欧州への天然ガス供給を開始できると述べた。また、ガス不足と価格高騰は欧州連合(EU)のエネルギー政策の責任だと指摘した。

ノルドストリーム2はドイツ当局による天然ガスの商用販売許可を待っているが、手続きには数カ月かかる可能性がある。

プーチン氏はテレビ中継されたイベントで「ドイツの規制当局があす供給を許可すれば、その翌日には175億立方メートルのガスの供給が始まる」と述べた。

ノルドストリーム2の運営会社は18日、2本あるパイプラインの1本目について、操業開始に向けテクニカルガスを充填したと発表した。プーチン氏は、2本目のラインについても稼働準備が順調に進んでいると語った。

ロシアは、ノルドストリーム2の早期承認が高騰する欧州の天然ガス価格の沈静化につながると主張している。

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