米サンフランシスコ連銀、第1副総裁に資産運用会社社長を起用
[4日 ロイター] – 米サンフランシスコ地区連銀は4日、第1副総裁兼最高執行責任者(COO)に資産運用会社社長のサラ・デバニー氏を起用すると発表した。4月に連邦準備理事会(FRB)全体の決済責任者に就任したマーク・グールド氏の後任となる。
デバニー氏は現在、資産運用会社TIAAカスピックの社長を務めており、12月1日から同地区連銀に加わる。
FRBの12地区連銀では通常、ナンバー2のポストは内部から起用される。ダラス地区連銀は先月、監督責任者を同ポストに昇格させた。
ただ、FRBは幹部の多様性向上を推進しており、この慣例は変わりつつあるのかもしれない。デバニー氏は地区連銀のCOO職としてはこの2年間で2人目の外部からの起用となる。
パウエルFRB議長は、倫理上の問題を巡り辞任したダラス、ボストン両地区連銀総裁の後任についても「多様な候補者」を見つける方針を示している。また現在、全員白人で男性が過半数を占めているFRB理事についても米議会から多様性向上を求める声が上がっている。
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