米の薬物中毒死が過去最多、1年間で10万人超え=CDC
[17日 ロイター] – 米国の薬物過剰摂取による死者が2021年4月までの1年間に10万人を超え、過去最多を更新した。米疾病対策センター(CDC)が17日に発表した暫定データで明らかになったもので、前年比28.5%増となる。
モルヒネと比べて100倍の強さといわれる合成オピオイド系のフェンタニルなどが出回っていることや、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中、感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)で治療が困難となったことが背景にあるとみられている。
公衆衛生当局者は、薬物供給者が効果を高めるためにフェンタニルをより頻繁に覚醒剤のコカインやメタンフェタミンと混ぜるようになり、危険性が増していると指摘した。
またコカインと処方鎮痛薬による死者も前年より増えた。
薬物過剰摂取による死亡が最も増加したのはバーモント州の70%、続いてウエストバージニア州の62.2%、ケンタッキー州の54.5%となっている。
バイデン大統領は声明で「新型コロナウイルスのパンデミックとの戦いで前進を続ける中、全米の家族やコミュニティーに広がるこの喪失のまん延を見落とすことはできない」と述べた。
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