11月23日、アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は、来年第1・四半期に原油市場が供給過多になると全ての指標で示されているときに、石油輸出国機構(OPEC)が供給を増加させるのは理にかなわないと述べた。写真は2020年2月、サウジアラビアで開かれた会合に出席するマズルーイ氏(2021年 ロイター/Ahmed Yosri)

原油市場、来年初に供給過多 増産は非論理的=UAEエネルギー相

[ドバイ 23日 ロイター] – アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は23日、来年第1・四半期に原油市場が供給過多になると全ての指標で示されているときに、石油輸出国機構(OPEC)が供給を増加させるのは理にかなわないと述べた。

米国はこの日、日本や中国、インド、韓国、英国と協調し、石油価格の抑制に向け、戦略石油備蓄を放出すると発表。これについてマズルーイ氏は「米国の問題」とした上で、「全てのテクニカルなデータを検証しているが、来年第1・四半期の供給過多が示されている。このため、増産は理にかなわない」と述べた。

その上で、第2・四半期には供給を巡る懸念は解消すると指摘。OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は12月2日に会合を開き、需給動向に基づき決定を行うと語った。

関連記事
「中共にとっての敏感コンテンツ」を報じてきた香港の衛星放送局が中国で封殺に遭っている。
ロイターの報道によると、ロシアは中国に秘密裏に武器プロジェクトを設立し、ウクライナ戦争を支援するための攻撃型無人機の開発と生産を行っている
米国とイラクは、2026年末までに連合軍を段階的に撤退させ、イラクの安全保障体制を強化するための過渡計画に合意した。
深センで殺害された日本人男児が通う学校の校歌「歌詞」が中国SNSで共感呼ぶ。
アルゼンチンのミレイ大統領は国連での演説で、国連が加盟国に社会主義議題を押し付けていると批判し、自由議題への参加を呼びかけた。彼は国連の無力化を指摘し、個人の自由を制限する政策に反対する意向を表明した。