11月25日、英国とフランスの漁業権を巡る対立が長期化する中、フランスの漁業団体は英国の欧州連合(EU)離脱後に英国領海での漁船操業が一部認められなかったことに抗議するため、両国間の鉄道貨物輸送に使われる英仏海峡トンネルと仏北部カレー港の封鎖を計画している。写真は2018年9月、ホタテ漁の準備をする仏ポルトンベッサンの漁師(2021年 ロイター/Pascal Rossignol)
11月25日、英国とフランスの漁業権を巡る対立が長期化する中、フランスの漁業団体は英国の欧州連合(EU)離脱後に英国領海での漁船操業が一部認められなかったことに抗議するため、両国間の鉄道貨物輸送に使われる英仏海峡トンネルと仏北部カレー港の封鎖を計画している。写真は2018年9月、ホタテ漁の準備をする仏ポルトンベッサンの漁師(2021年 ロイター/Pascal Rossignol)

フランス漁業者、英仏海峡トンネル封鎖を計画 英との漁業権問題で

[パリ 25日 ロイター] – 英国とフランスの漁業権を巡る対立が長期化する中、フランスの漁業団体は英国の欧州連合(EU)離脱後に英国領海での漁船操業が一部認められなかったことに抗議するため、両国間の鉄道貨物輸送に使われる英仏海峡トンネルと仏北部カレー港の封鎖を計画している。

仏漁業養殖業委員会が25日にオンラインで記者会見を開き、計画を明らかにした。英仏海峡トンネルには多数の車両を結集させるとした。

英領海での仏漁船の操業についてフランス側は、英国がこれまでに交付を認めた免許の数が十分ではないと反発しているが、英国はブレグジット(EU離脱)後の取り決めを尊重した結果だと主張している。

仏漁業養殖業委の幹部は、仏漁業者に対する英国の「挑発的で見下したような態度」に対して団結できることを示すと述べた。

ジョンソン英首相の報道官は同日、「抗議の脅しに失望している」とコメント。フランス政府は違法な活動や貿易への悪影響がないよう図る責任があると述べた。

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