米国や欧州連合(EU)などは2日、ベラルーシのルカシェンコ政権が意図的に移民や難民をEUに送り込んでいるとして、追加制裁を発表した。写真はポーランドとベラルーシの国境。11月撮影(2021年 ロイター/Janis Laizans)

米欧がベラルーシに追加制裁、移民問題で 英加も連携

[ワシントン 2日 ロイター] – 米国や欧州連合(EU)などは2日、ベラルーシのルカシェンコ政権が意図的に移民や難民をEUに送り込んでいるとして、追加制裁を発表した。英国やカナダも連携する協調行動となった。

米政府の制裁は、ルカシェンコ大統領の息子や政府高官を含む20個人と、12団体が対象で、ベラルーシの防衛や安全保障、カリウム産業を標的としている。米国人によるベラルーシが新規発行する債券の取引も制限する。

EUは裁判官や政府高官を含む17個人と、国営航空会社を含む11団体を新たに制裁対象に追加した。カナダは24個人と7団体を新たな制裁対象とした。

ベラルーシ外務省はEUによる制裁について、ベラルーシ市民を苦しめると反発し、報復措置を取ると表明した。

関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]