12月19日、スーダンの首都ハルツームで、10月に起きた軍事クーデターに抗議する大規模なデモが行われ、数十万人が大統領府に向けて行進した。ハルツームの抗議デモ現場で撮影(2021年 ロイター/Mohamed Nureldin Abdallah)

スーダンでクーデター抗議の最大級デモ、数十万人が参加

[ハルツーム 19日 ロイター] – スーダンの首都ハルツームで19日、10月に起きた軍事クーデターに抗議する大規模なデモが行われ、数十万人が大統領府に向けて行進した。大規模なデモはクーデター以来9回目で、今回は過去最大級。

複数の目撃者がロイターに語ったところによると、治安部隊は催涙ガスや閃光弾を次々と発射。医師らによると、多数が負傷した。

デモ隊は「民衆はもっと強い、退却はあり得ない」といったスローガンを訴えながら進み、一部が大統領府の入口に到達。デモの主催者側が、日没後に計画している座り込みへの参加を呼び掛けた。ただ、ライブビデオの映像では、この場所に残ったデモ参加者は催涙ガスを集中的に浴びていた。

スーダンの保健省によると、ハルツーム、バフリ、オムドゥルマン、東部カッサラなどの都市で約123人が負傷した。

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