米国務省は、スーダンの文民出身のハムドク首相(写真)が復職後6週間で辞意を表明したことを受け、同国の指導者に文民統治の継続と軍への抗議デモ参加者への弾圧停止を求めた。ベルリンで2020年2月撮影(2022年 ロイター/Hannibal Hanschke)
米国務省は、スーダンの文民出身のハムドク首相(写真)が復職後6週間で辞意を表明したことを受け、同国の指導者に文民統治の継続と軍への抗議デモ参加者への弾圧停止を求めた。ベルリンで2020年2月撮影(2022年 ロイター/Hannibal Hanschke)

首相辞任のスーダン、米が文民統治の継続呼び掛け

[ハルツーム 3日 ロイター] – 米国務省は、スーダンの文民出身のハムドク首相が復職後6週間で辞意を表明したことを受け、同国の指導者に文民統治の継続と軍への抗議デモ参加者への弾圧停止を求めた。

スーダンでは昨年10月に軍がクーデターを起こしハムドク首相は自宅軟禁に置かれた。軍と合意を結び11月に復職したが、各派の意向をまとめられず政権を樹立できなかった。

現地ではクーデター以降、軍への抗議活動が続き、デモ弾圧で死傷者が出ている。4日もデモが予定されている。

米国務省は次期首相について、2019年の統治に関する合意に基づき選任すべきだと述べた。

国連のスーダン特使のフォルカー・ペルテス氏はハムドク首相の辞任は遺憾とし、バシル軍事政権退陣以降の民政移管の取り組みが阻まれることに懸念を示した。

関連記事
インド軍がパキスタン領内を攻撃し、パキスタン軍はインド戦闘機5機を撃墜と発表。双方で死傷者が出て緊張が高まっている。
トランプ氏が構想する「ゴールデンドーム」は米本土をICBMから守る壮大な計画だが、現状の兵器テスト体制は理想から程遠い。幻想と現実の乖離が浮き彫りに。
国際金融協会(IIF)が6日に発表した最新の報告書「グローバル債務モニター」によれば、2025年3月末時点で世界の債務残高が324兆ドル(約4.6京円)に達し、過去最大を記録した。
米下院が法輪功保護法案を全会一致で可決。中共による臓器摘出への制裁措置を明記。今後、上院可決と大統領署名が焦点。
EUとアメリカの貿易交渉が進展。関税撤廃と引き換えにEUはアメリカ製品購入を増やす可能性。中国製品流入への警戒も強まる。