豪、旧正月の贈り物に「バイオセキュリティ上のリスク」を警告
旧正月を目前に控えるなか、オーストラリアのリトルプラウド農業水資源相は1月12日に省のウェブサイトで声明を発表し、海外から送られる旧正月の贈り物には「バイオセキュリティ上のリスク」があると警告した。外来生物の侵入や感染性ウイルスが伝播する懸念がある物品の場合、税関が差し押さえるという。
リトルプラウド氏は「旧正月の贈り物には、自国の環境、農業、観光産業に深刻な影響を与える害虫や病気が含まれている可能性がある」と述べた。さらに、特に人気の高い旧正月の贈り物は豚肉だが、アフリカ豚熱(ASF)を媒介する恐れがあると警鐘を鳴らした。
このほかバイオセキュリティ上のリスクの高い物品にアヒルの卵などの卵製品、月餅のほか柑橘類、柿、ライチ、竜眼などの生鮮果物、ドライフルーツを挙げた。これは海外からの旅行者が持ち込んだり、国際郵便で配達されたりする。
このため旅行者は入国カードで食品、植物性材料、畜産物について申告する必要がある。違反すれば最高2664豪ドル(約22万円)の違反金通知とビザ取り消しになる可能性がある。
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