2月7日、米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は、中国国境に近い北朝鮮北部の慈江道に公表されていない軍事基地が存在すると明らかにし、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の格納場所とみられると指摘した。写真は超音速ミサイルとされるミサイルの発射。KCNA1月提供(2022年 ロイター)

北朝鮮北部に未公表のミサイル基地、ICBM格納も=CSIS

[ワシントン 7日 ロイター] – 米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は7日、中国国境に近い北朝鮮北部の慈江道に公表されていない軍事基地が存在すると明らかにし、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の格納場所とみられると指摘した。

1月21日に撮影された衛星写真の分析に基づくリポートを公表した。基地は中国国境から約25キロ、首都平壌から北東に280キロの慈江道・檜中(フェジュン)に位置する。

リポートは、ICBMが近い将来に運用できない場合、中距離弾道ミサイル(IRBM)が配備される可能性もあるとしている。

同基地は北朝鮮が公表していない約20カ所の弾道ミサイル基地の一つ。約20年前に建設が始まり、完成すれば最も新しい基地になる。

アナリストによると、ICBMを中国国境付近に格納すれば、中国領土に被害を与えるリスクがあり先制攻撃が難しくなるという。

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