インドネシア政府は、1000社以上の鉱山会社を操業一時停止処分とした。2022年の事業計画を提出していないことが理由。写真は東カリマンタン州サマリンダ近郊の炭鉱。2016年3月撮影(2022年 ロイター/Beawiharta)

インドネシア、鉱山会社1000社超に操業停止処分 事業計画未提出

[ジャカルタ 11日 ロイター] – インドネシア政府は、1000社以上の鉱山会社を操業一時停止処分とした。2022年の事業計画を提出していないことが理由。エネルギー鉱物資源省鉱物石炭総局の文書で明らかになった。

インドネシア政府は資源産業への監督改善に取り組んでいる。ジョコ大統領は先月、コンプライアンス(法令順守)に問題があるとして2000社以上の承認を取り消した。

鉱物石炭総局の当局者は11日、操業一時停止処分となった企業には事前に警告していたが、22年事業計画は提出されなかったと述べた。

総局の文書によると、処分の対象は石炭会社約80社、すず生産会社10数社のほか、ニッケル、ボーキサイト、産金会社など。各社は60日以内に計画提出を求められる。

当局者は、期限内に提出しなかった場合、承認取り消しという厳格な措置を取ることになると述べた。処分対象企業の推定年間生産能力は示さなかった。

インドネシアは世界最大の一般炭輸出国。先月、国内発電所への供給を優先するため輸出を禁止し、国際エネルギー市場が動揺した。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。