ロシアは地中海東部で実施する海軍演習のために、戦闘機「ミグ31K」(写真)と戦略爆撃機「ツポレフ22M」のほか、極超音速ミサイル「キンジャール」をシリアに配備した。2018年5月、モスクワで撮影(2022 年 ロイター/Sergei Karpukhin/File Photo)

ロシア、シリアに極超音速ミサイルなど配備 地中海東部で海軍演習

[モスクワ 15日 ロイター] – ロシアは地中海東部で実施する海軍演習のために、戦闘機「ミグ31K」と戦略爆撃機「ツポレフ22M」のほか、極超音速ミサイル「キンジャール」をシリアに配備した。インタファクス通信が15日、国防省の情報として報じた。

これに関連して、ロシア通信(RIA)はショイグ国防相が15日、東地中海の海軍演習を視察するためにシリアに向かったと報じた。同演習には軍艦15隻と軍機30機が参加するとしている。

ロシア政府は1月20日、太平洋から大西洋にかけて、合計1万人の兵士と140隻の軍艦が参加する一連の海軍演習を実施すると発表していた。

米シンクタンク、外交政策研究所(FPRI)の軍事分析専門家、ロブ・リー氏は、今回の配備でロシアが中東地域で軍事プレゼンスを高めていることが示されたとの見方を示している。

ロシアのメディアによると、極超音速ミサイル「キンジャール」の射程距離は最大2000キロ。プーチン大統領が2018年3月に戦略兵器の一つとして発表した。

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