秘策は手中にあり「4種の天然成分がウイルスを抑える」
『中華予防医学雑誌(Chinese Journal of Preventive Medicine)』に発表された論文によると、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の病原性は、SARSコロナウイルスのそれよりも実際には低いことが示されています。
このことは、ある種の天然物質が、新型コロナウイルスの抑制に効果がある可能性を示唆しています。
そこで以下は、コロナウイルスを抑制することが確認されている、自然由来の物質についての情報です。
1、甘草(カンゾウ)
グリチルリチンは、甘草の根に存在する有効成分です。
研究によると、グリチルリチンはSARSコロナウイルスの複製(コピー)を効果的に抑制できることが分かっています。
コロナウイルス複製の初期段階であれば、グリチルリチンの使用は、より効果的であることが推測されます。
2、フラボノイド
コロナウイルスのメインプロテアーゼの活性の高さは、コロナウイルスが細胞内で繁殖する速度の重要な要素です。
ある研究では、フラボノイドがコロナウイルスのプロテアーゼ活性を直接阻害し、ウイルスの拡散を弱めることが示されています。
3、ドクダミ
香港中文大学薬学院などの研究によると、ドクダミ成分の抽出液には、SARSコロナウイルスに対する著しい抗ウイルス活性があることが分かりました。
同研究は、この植物がウイルスに対抗する免疫力を調整する機能を持つ可能性を示唆しています。
4、漢方薬
漢方薬は、しばしばSARS患者を治療する補助手段として使用されてきました。
西洋医学が主流である現代の医療現場では、漢方薬は補助的療法ではありますが、これまでの経験および実績から、漢方薬は、呼吸器感染症の治療や予防に効果があることが示されています。
(文・Sophia Ruiz/翻訳編集・鳥飼聡)
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