豪NSW・ビクトリア両州、コロナ関連規制を緩和 国境再開控え
[シドニー 18日 ロイター] – 豪ニューサウスウェールズ(NSW)とビクトリアの両州では18日から、ナイトクラブなどでの歌唱やダンスが解禁され、接客業店舗における人数規制も撤廃された。来週の国境再開を控え、新型コロナウイルス関連規制の大半が解除される。
小売店などの入店時のQRコード登録義務も大幅に緩和されるほか、NSW州では25日からマスク着用義務が公共交通機関や空港、病院などに限定される。両州とも、ワクチン未接種の入国者のホテルでの隔離期間が従来の2週間から7日間に短縮される。
ペロテットNSW州首相は、必要以上に制限を継続することは望んでおらず、入院者数と集中治療室(ICU)の使用率が低下傾向にあるため、制限緩和に適切なタイミングだと述べた。
豪州全体のコロナによる入院者数は約3週間前に5400人弱のピークを付けた後、半分以下の約2600人に減っている。オミクロン株の拡大で一時過去最高水準にあった新規感染者数も、ワクチンのブースター接種の普及で減少傾向に転じている。
シドニーがあるNSW州とメルボルンのあるビクトリア州には人口が集中しており、オミクロン核の感染拡大を受けて行動制限を再強化していた。
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