豪ニューサウスウェールズ(NSW)とビクトリアの両州では18日から、ナイトクラブなどでの歌唱やダンスが解禁され、接客業店舗における人数規制も撤廃された。資料写真、シドニーで1月撮影(2022年 ロイター/Jaimi Joy)

豪NSW・ビクトリア両州、コロナ関連規制を緩和 国境再開控え

[シドニー 18日 ロイター] – 豪ニューサウスウェールズ(NSW)とビクトリアの両州では18日から、ナイトクラブなどでの歌唱やダンスが解禁され、接客業店舗における人数規制も撤廃された。来週の国境再開を控え、新型コロナウイルス関連規制の大半が解除される。

小売店などの入店時のQRコード登録義務も大幅に緩和されるほか、NSW州では25日からマスク着用義務が公共交通機関や空港、病院などに限定される。両州とも、ワクチン未接種の入国者のホテルでの隔離期間が従来の2週間から7日間に短縮される。

ペロテットNSW州首相は、必要以上に制限を継続することは望んでおらず、入院者数と集中治療室(ICU)の使用率が低下傾向にあるため、制限緩和に適切なタイミングだと述べた。

豪州全体のコロナによる入院者数は約3週間前に5400人弱のピークを付けた後、半分以下の約2600人に減っている。オミクロン株の拡大で一時過去最高水準にあった新規感染者数も、ワクチンのブースター接種の普及で減少傾向に転じている。

シドニーがあるNSW州とメルボルンのあるビクトリア州には人口が集中しており、オミクロン核の感染拡大を受けて行動制限を再強化していた。

関連記事
「中共にとっての敏感コンテンツ」を報じてきた香港の衛星放送局が中国で封殺に遭っている。
ロイターの報道によると、ロシアは中国に秘密裏に武器プロジェクトを設立し、ウクライナ戦争を支援するための攻撃型無人機の開発と生産を行っている
米国とイラクは、2026年末までに連合軍を段階的に撤退させ、イラクの安全保障体制を強化するための過渡計画に合意した。
深センで殺害された日本人男児が通う学校の校歌「歌詞」が中国SNSで共感呼ぶ。
アルゼンチンのミレイ大統領は国連での演説で、国連が加盟国に社会主義議題を押し付けていると批判し、自由議題への参加を呼びかけた。彼は国連の無力化を指摘し、個人の自由を制限する政策に反対する意向を表明した。