米国務長官とイスラエル外相が会談、ウクライナやイラン核協議議論
[リガ 7日 ロイター] – 米国のブリンケン国務長官とイスラエルのラピド外相は7日、ラトビアの首都・リガで会談し、ロシアとウクライナの停戦に向けたイスラエルの外交的取り組みについて議論した。
ラピド氏は会談前に行われた会見で、イランの核合意再建に向けた協議についても議論すると述べた。
今回の会談は、イスラエルのベネット首相が先週、ウクライナのゼレンスキー大統領の要請を受けてモスクワでロシアのプーチン大統領と会談を行ったことを受けて実施された。
ラピド氏は、この戦争を止めなければならない、ということを明確にし、それを確実に実現する世界的な取り組みにイスラエルも連携していると述べ「戦争を止める方法は交渉することだ」と強調した。
さらに、ブリンケン氏との会談は「世界秩序が変わりつつある」時に行われていると指摘し、ウクライナでの戦争と核協議に言及した。
ブリンケン氏は、戦争を終わらせる余地があるかどうかを確認する同盟国の努力を米国は感謝していると述べ、いかなる解決策もウクライナの独立と領土の一体性を確実にしなければならないと強調した。
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