ウィーンの写真家は、オーストリア最大の修道院図書館で一連の貴重な写真とビデオを撮影し、ここは「おとぎ話の世界に足を踏み入れた」と説明した(パブリックドメイン)
ウィーンの写真家は、オーストリア最大の修道院図書館で一連の貴重な写真とビデオを撮影し、ここは「おとぎ話の世界に足を踏み入れた」と説明した(パブリックドメイン)

まるでおとぎ話の世界 世界最大 最も美しいアドモント修道院図書館

結婚式に出席した後、ある写真家はフォーマルなスーツと革の靴を履いていることに気づきましたが、行くところがなく、偶然、このオーストリアで世界最大の修道院図書館にやって来ました。

彼はそこで写真とビデオを撮り、それを「おとぎ話の世界に足を踏み入れるようなものだ」と表現しました。

(Nuriel Molchoさんが撮影した美しいアドモント修道院図書館の画像はこちら

写真家兼レストラン経営者のNuriel Molchoさんは、イスラエルのテルアビブ出身で現在、ウィーンに住んでいます。彼は熱心な写真家で、今回、予期せぬ訪問でアドモント修道院図書館の美しさを捉える機会を得ました。この修道院は、オーストリアの小さな町のアドモントのエンス川のほとりにあるベネディクト派の修道院です。

Nuriel Molchoさんは「私たちは結婚式のためにその町に来ました。私たちはsどうしようかと考えていたら、他人からアドモント修道院を訪れるように勧められました。私たちが最初にそこに着いたとき、私は何を期待すればよいか本当にわからなかった」

「図書館の中には誰もおらず、図書館のホール全体が私たちのものでした。それは信じられないほどで私たちは細部まで注意を払うことができました」と説明しながら、彼はInstagramで図書館に入る自身のビデオクリップを共有しました。

アドモント修道院図書館は、「何世紀にもわたって集められた知識の宝庫」として知られ、そのホールは、長さ70メートル、幅14メートル、高さ13メートルで、3つの接続された部分で構成されています。

ホールには約7万冊の本があり、図書館全体には20万冊の本が保存され、ホールの周囲はヨーロッパのバロック末期風の建築や、フレスコ画、ライムウッドの彫刻に囲まれています。

この図書館は修道院長のMatthäus Offner氏の委託を受けて、オーストリアの建築家ヨーゼフフーバーによって設計され、1776年に完成し、世界で最大かつ最も美しい修道院図書館となったのです。

Molchoさんはエポックタイムズ紙に、もし晴れた日にここにいることができれば、本に反射する光はとても美しいだろうと語っています。

彼は妻を連れてホール全体を回り、この絶妙なフレスコ画に魅了されました。

バルトロメオアルトモンテが描いた7つの天井フレスコ画の一つ(パブリックドメイン)

「絶対に訪れる価値があります。面白い衣装を着て歩いていると、まるでおとぎ話のように感じるかもしれませんね。だから妻は美しい白いドレスを着ています」と彼が話します。

将来アドモント修道院図書館を訪れる写真家に

「ここでは5ユーロで、写真やビデオを撮れるようにフォトパスを購入できます。広角レンズを持参するか、携帯電話に超広角カメラを使用してください。部屋全体をキャプチャするともっと良いでしょう」とアドバイスをしました。

「ビデオに関して言えば、ビデオを撮影するのに一番良いタイミングは、ホールに足を踏み入れてドアを開け、美しい修道院を初めて見るときだね」と彼は付け加えています。

(翻訳・郡山雨来)

 

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