小さいけど優秀な食材「ベビーコーンを活用しましょう!」
ベビーコーンとトウモロコシは、もともと同根の生まれですが、その食物上の分類と栄養価は同じではありません。
穀物の一種であるトウモロコシに対して、ベビーコーンは野菜に分類されます。
ベビーコーンはカロリーが低くダイエットに役立つ上、塩分を体外に排出するカリウムを多く含むため、血圧コントロールにも有益です。つまりベビーコーンは、心臓血管を保護し、脳卒中の予防も期待できる「優秀な食材」なのです。
また、ベビーコーンは食物繊維を多く含みますので、葉菜類に比べて咀嚼するのに多くの時間を要します。
口の中で長く噛む食物は、そのぶん満腹感が脳に伝わりやすいですが、すぐに呑み込めるものは満腹感が得られにくいため、つい食べ過ぎてしまいます。その点、ベビーコーンは低カロリーでありながら「満腹感」が容易に得られるという、実に不思議な野菜でもあります。
他の野菜や果物に比べて、ベビーコーンは鉄分を多く含んでいます。
果物のなかでサクランボは鉄分が比較的多いと言われていますが、ベビーコーンはサクランボの3倍以上もの鉄分を含んでいます。血液中の鉄分には、ヘムと赤血球の合成を促進して全身に酸素を運搬するとともに、貧血を予防する重要な役割があります。
見た目も可愛らしく体にも良いベビーコーンを、日常の食事のなかで、ぜひご活用ください!
(文・蘇冠米/翻訳編集・鳥飼聡)
関連記事

健康的とされる甘味料「エリスリトール」が、実は血管や脳に悪影響を及ぼすかもしれないという研究結果が発表されました。

関節炎、がん、認知症、うつ…。「治らない」とされてきた慢性疾患が、生活習慣の改善で“逆転”した症例が続々報告されています。諦めずに、希望の声を信じて。

どれだけ運動しても、座りすぎは心臓に悪影響を及ぼす――。大規模研究で、1日10時間超の座位が心不全・心臓死リスクを最大60%増加させることが明らかに。

変形性関節症の進行と慢性疾患のリスクを減らすために、運動や食事管理が重要です。体重減少や抗炎症食品が予防に効果的。健康的な生活習慣で改善を目指しましょう。

心血管疾患のリスクを減らすための実践的な方法を紹介。日常の習慣や食事、ストレス管理を取り入れ、健康な生活をサポートする方法を学びましょう。