3月20日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領(写真)は、大統領執務室を青瓦台から国防省の庁舎に移転すると発表した。ソウルで20日撮影。代表撮影(2022年 ロイター)
3月20日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領(写真)は、大統領執務室を青瓦台から国防省の庁舎に移転すると発表した。ソウルで20日撮影。代表撮影(2022年 ロイター)

韓国次期大統領、執務室を青瓦台から国防省に移転へ

[ソウル 20日 ロイター] – 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領は20日、大統領執務室を青瓦台から国防省の庁舎に移転すると発表した。

尹氏は執務室をよりアクセスしやすい場所に移し、青瓦台は市民に開放することを選挙公約に掲げていた。

同氏はまた官邸をソウルの漢南洞に移すとした。

記者会見で「難しいことだが国家の将来のために決断した」と語った。

現与党の「共に民主党」の一部は尹氏が風水師の影響を受けていると批判している。尹氏陣営はそうした影響を否定し、アクセスを改善し支持者らとの対話を活性化する狙いがあると説明した。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領も一時新たな執務室を探す意向を示していたが、警備上の問題などにより断念した。

企画財政省は国防省の移転や公邸の改修も含めた移転費用を496億ウォン(4010万ドル)と見積もっている。

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