上海着の国際便、乗客を40%以下に制限へ コロナ対策=関係筋
[北京 7日 ロイター] – 中国当局が上海浦東空港に到着する国際便について、空席を増やすよう外国航空会社に求めていることが7日、関係筋の話で明らかになった。新型コロナウイルスが海外から流入するのを防ぐ取り組みの一環という。
関係筋によると、同空港に到着する便は11日から月末までロードファクター(座席利用率)を40%以下にするよう指示があった。
海外から到着する乗客の数を制限し、新型コロナの感染拡大を抑制することが目的。これまでは75%を上限としていた。
業界関係者は「(上海で)新型コロナを抑制できず4月以降も措置が延長されれば、非常に困難なことになる」と指摘した。
関連記事
米国防総省の新報告書で、中国共産党当局が新型コロナ流行を公式発表前に把握・隠蔽していた疑いが再浮上。武漢での感染訓練や内部告発者への弾圧など、拡大初期の新証拠が明らかに。

条約案は来月のWHO年次総会で採択される見通しだ。ただ、条約の採択には加盟国の3分の2以上の賛成を必要とし、採択後も、各国が国内法に基づいて条約を批准する必要があるため、実効性は各国の対応に左右される。

アメリカ国防総省は2025年3月、2019年に中国・武漢で開催された国際大会に参加した米軍人の一部が、新型コロナウイルスに類似した症状を示していたとする報告書を公開した。

中国国内の特筆すべき情況として、現在感染症が猛威を振るい、安徽省や上海、瀋陽など多くの地域で病院と葬儀場が混んでいる。亡くなった人の多くは中高年で、若者も含まれている。しかし、こうした情況の中、当局は感染状況を隠蔽し続けている。

米国立アレルギー感染症研究所など自然界で発生したとしていたCOVID-19の発生の起源について今回、CIAが武漢実験室から漏洩した可能性を支持する立場を示した。