4月10日に実施されたフランス大統領選の第1回投票は、現職のマクロン大統領(写真)と極右候補のマリーヌ・ルペン氏が今月24日の決選投票に進む見通しとなった。パリで撮影(2022年 ロイター/Benoit Tessier)

仏大統領選、マクロン氏首位の見通し ルペン氏と決選投票へ

[パリ 10日 ロイター] – 10日に実施されたフランス大統領選の第1回投票は、現職のマクロン大統領と極右候補のマリーヌ・ルペン氏が今月24日の決選投票に進む見通しとなった。

Ifop、エラブ、イプソスなど調査会社によると、第1回投票はマクロン氏が得票率28.1─29.5%で首位、ルペン氏が23.3─24.4%で2位、急進左派のメランション候補が20%前後で3位となる見通し。

3位以下の候補は敗北を認め、極右のエリック・ゼムール氏を除く全候補が、決選投票でマクロン氏に投票するよう有権者に呼び掛けた。

Ifopの予測によると、決選投票の得票率はマクロン氏が51%、ルペン氏が49%と接戦が見込まれる。両者の差は誤差の範囲で、いずれの勝利もあり得る。

前回2017年の大統領選ではマクロン氏が66.1%を獲得して勝利した。

ルペン氏は支持率で一時マクロン氏に10ポイントリードされたが、ここ数週間に物価高に焦点を置いた選挙戦を展開し、追い上げを見せた。

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