5月23日、インドのモディ首相(写真)は、ソフトバンクグループの孫正義会長と都内で会談し、インドへの追加投資について協議した。2日にベルリンで撮影(2022年 ロイター/Michele Tantussi)
 5月23日、インドのモディ首相(写真)は、ソフトバンクグループの孫正義会長と都内で会談し、インドへの追加投資について協議した。2日にベルリンで撮影(2022年 ロイター/Michele Tantussi)

インド首相、ソフトバンクGの孫会長らと会談

[ニューデリー 23日 ロイター] – インドのモディ首相は23日、ソフトバンクグループの孫正義会長と都内で会談し、インドへの追加投資について協議した。

ソフトバンクグループは、インドのハイテク産業に140億ドル以上を投資しているが、インドでは世界経済に対する懸念が起業活動に影を落としている。

インド外務省報道官は、会談の様子を写した写真を「日本の対インド投資をさらに推進する」とのメッセージとともにツイッターに投稿。

会談の主要議題は「インドのテクノロジー、エネルギー、金融、研究開発などへのソフトバンクの今後の参加」だったという。詳細は明らかにしていない。

会談後にツイッターに投稿された動画によると、孫会長はインドは「非常に急速に」成長しており、スタートアップ企業の設立で世界3位になったと指摘。「インドの未来は明るい」とし、モディ首相はスタートアップ企業の支援に引き続き熱心だと述べた。

モディ首相は、インド最大の自動車メーカー、マルチ・スズキの親会社であるスズキの関係者とも会談。電気自動車とバッテリーへの投資について協議した。

ファーストリテイリングの関係者とも会談し、インドの巨大テキスタイルパークへの投資を呼びかけた。

関連記事
22日の東京外国為替市場で、円相場が一時1ドル=139円台まで上昇し、昨年9月以来およそ7か月ぶりの円高・ドル安水準となった。
2024年度の白物家電の国内出荷額は、2兆5838億円だった。前年比2.4%増となり、2年ぶりにプラスへ転じた。
日本財務省が4月17日に発表したデータによると、3月の輸出は前年同月比で3.9%増加し、総額は9兆8,478億円(約692億ドル)に達し、過去の同時期で最高を記録した。市場の予想であった4.5%には届かなかったものの、6ヶ月連続での増加を達成した。
総務省が発表した2025年3月の消費者物価指数(CPI)によると、家庭で消費するモノやサービスの値動きを示す「生鮮食品を除く総合指数」は前年同月比で3.2%上昇し、このうち「米類」の上昇率は92.1%に達し、過去最高を記録した。
トランプ大統領がSNSで対日関税交渉への出席を表明した。これまでの交渉は閣僚や実務担当者が担うのが通例であったが、今回は大統領本人が前面に立つ異例の構図となっている。