FTX創業者、米に身柄引き渡し 元幹部らは不正関与認める
[ニューヨーク/ナッソー 21日 ロイター] – 米連邦検察は21日、経営破綻した暗号資産(仮想通貨)の大手交換所FTXトレーディングを巡り、関連会社アラメダ・リサーチの元最高経営責任者(CEO)のキャロライン・エリソン氏とFTXの共同設立者の1人であるゲイリー・ワン氏が不正関与を認め、検察当局への協力を表明したと明らかにした。
米証券取引委員会(SEC)も同日、投資家を欺く計画に関与したとして、エリソン氏とワン氏を提訴したと発表した。
一方、FTX創業者のサム・バンクマンフリード前CEOの身柄は米国に引き渡された。
中米バハマの裁判所ではFTXの創業者で前CEOであるサム・バンクマンフリード被告の米国への身柄移送が決定していた。
米ニューヨーク州南部地区連邦地検は同被告を詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で起訴していた。米当局の要請に基づき、同被告は12月12日に本社のあるバハマの当局に逮捕された。
同地検のダミアン・ウィリアムズ検事によると、被告の身柄はバハマ当局から米連邦捜査局(FBI)に引き渡された。現在米国に向かっており、22日に出廷する見通しという。
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