現代中国キーワード(大紀元エポックタイムズ・ジャパン)

「津波のように全土を襲うウイルス」生死を分けるカギは何か【現代中国キーワード】

疫情海嘯

「海嘯(ハイシャオ)」は日本語の「津波」を意味する。まさに巨大津波が押し寄せるように、最大規模のパンデミックが中国全土を襲っている。

欧州疾病対策センター(ECDC)によると、中国で現在感染者が増えているオミクロン変異株は、欧州ではすでに流行したものであり、欧州人口の大半に集団免疫があるという。

では中国の場合「ゼロコロナ政策によって抑制されていたため、集団免疫がないところへ突然の流行が襲ったことが今回の感染拡大の主要因」と言えるのだろうか。

中国の現状は、もはや中共が「やはりゼロコロナ政策は正しかった」などと未練がましく世論操作する余地は全くない。中共の高層幹部にも感染による死者が続出している。「戦狼外交」の顔であった趙立堅さんも、12月12日以来見ていないが、どうやら奥さんともども感染したらしい。

不幸にして病を得てしまった人を揶揄すべきではない。ただ、繰り返し伝えているように、このウイルスには「目」があって、中国共産党に近い人間をスナイパーのように狙い撃ちしているのだ。中国外交部においては、すでに50人以上が死亡したという。

一方、必ずしも党員でない市民も犠牲になっているのはなぜか。

不幸にして今の中国に生まれると、子供の頃から中共の下部組織である少年先鋒隊に入れられる。ゆえに悪魔と結んでしまった鎖を今すぐ断ち切り、中共から離脱することが、生き残るための最後の手段なのだ。もう時間はない。

関連記事
中国が暗黒時代に突入したようです。11月に入り、公共の場で無差別殺傷事件が急増し、珠海市での車両による大量殺傷事件も含め、社会に衝撃を与えました。数日間で複数の場所で無差別攻撃が発生し、多数の死傷者が出ています。政府の無力さに対する市民の絶望が顕著になり、社会的不公正が根底にあると指摘されています。中共は滅亡へのドアが開いているようです。
SNS上の偽広告による詐欺被害が増加している。2024年前半(1月~6月)の「SNS型投資詐欺」の被害額は506億円超。総務省が大手5社にヒアリングを実施し、対策の検討を進める。高齢者の被害が多く、手口も巧妙化している。
湖南省株洲市の湘江で、ウイルスサンプル収集用試験管が大量に発見され、住民たちは感染リスクに怯えています。当局は「未使用で損傷はなく、ウイルスは検出されなかった」と発表しましたが、専門家や市民の間で疑問の声が広がっています。試験管の正体や流出の経緯について調査が進む中、不安は収まりません。病院も研究所を信用できないのは間違いない。中国ではコロナが収束していないというのは、こういうことなのか?
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
ニセモノ摘発も命がけ、道徳低下した中国社会。中国福建省の展示会で、偽商品の摘発を目的とするインフルエンサーが暴行を受ける事件が発生しました。「福建鉄鉄」のカメラマンが問題商品を通報したことがきっかけで、出品者らから集団暴行を受けたとされています。この事件は、中国SNSやメディアで大きな注目を集めており、現在、市場管理局と公安当局が調査を進めています。偽商品撲滅の活動が招いた事件の経緯とその背景に迫ります。