米国北方軍を指揮するグレン・バンハーク空軍大将は6日、中国のものとみられる偵察気球(写真)について、先月28日に米本土上空で発見されたものより前に飛来した可能性のあるものを米軍は検知していなかったと述べた。 4日撮影(2023年 ロイター/Randall Hill)
米国北方軍を指揮するグレン・バンハーク空軍大将は6日、中国のものとみられる偵察気球(写真)について、先月28日に米本土上空で発見されたものより前に飛来した可能性のあるものを米軍は検知していなかったと述べた。 4日撮影(2023年 ロイター/Randall Hill)

米、過去の中国偵察気球検知できず=空軍大将

[ワシントン 6日 ロイター] – 米国北方軍を指揮するグレン・バンハーク空軍大将は6日、中国のものとみられる偵察気球について、先月28日に米本土上空で発見されたものより前に飛来した可能性のあるものを米軍は検知していなかったと述べた。

オースティン国防長官は4日、米本土上空を飛行していた中国の偵察気球を東部サウスカロライナ州沖で撃墜したと発表した。

バンハーク氏は気球の大きさについて、高さが60メートル、重量は数千ポンドだったとし、「このような脅威を検知できなかったことは、領域認識のギャップがあったと言える」と述べた。

また、気球に爆発物が搭載されていた可能性について否定しなかった。

関連記事
5月24日、トランプ大統領が名高い陸軍士官学校を訪れ、卒業生に向けて演説を行った。トランプ氏は「米国は実力によって平和を求める」と強調し、最強の軍隊を築いて敵を抑止することに尽力すると述べた。
トランプ米大統領は20日、「ゴールデン・ドーム」構想の設計案が決定されたと発表した。次世代のミサイル防衛システムで、総額1750億ドルを投入する計画。
トランプ氏が構想する「ゴールデンドーム」は米本土をICBMから守る壮大な計画だが、現状の兵器テスト体制は理想から程遠い。幻想と現実の乖離が浮き彫りに。
B-52ストラトフォートレスは、1950年代以来、アメリカ空軍の主力機である。B-52は、戦略核兵器三本柱の空中発射兵器の主要部分としての役割から、さまざまな弾薬を投下できる汎用性の高い通常兵器としての役割まで、B-52 はあらゆる用途に使用できる。
30日、中谷防衛相とヘグセス米国防長官は防衛省において初めての対面会談を行い、中共軍を念頭に置いた厳しさを増す安全保障環境の中で日米同盟の抑止力・対処力強化を「切迫感を持って」進めていくことで一致した。