松野博一官房長官は7日午前の記者会見で、放送法の解釈に関する総務省作成とされる内部文書について「総務省で行政文書であること確認した」ことを明らかにした。写真は2021年10月、東京で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

放送法の「行政文書」確認、解釈に変更はない=官房長官

[東京 7日 ロイター] – 松野博一官房長官は7日午前の記者会見で、放送法の解釈に関する総務省作成とされる内部文書について「総務省で行政文書であること確認した」ことを明らかにした。内容は現在、総務省が精査中だとしたが「従来の解釈を変更することなく、補充的な説明を行ったもの」であるとの認識も示した。

同文書は、番組の政治的公平性を定めた放送法の政府解釈を、安倍晋三政権時の2016年に事実上変更する際に作成されたとされるもので、立憲民主党の小西洋之氏が今月2日に公表した。

当時、総務相だった高市早苗経済安保担当相は3日の参院予算委員会で、文書は捏造だと考えていると答弁。捏造でない場合、大臣を辞職するかと問われ「結構ですよ」と答えている。

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